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 ギフチョウに魅せられて!!
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それは、平成20年3月27日 岐阜市大宮町 名和(なわ)昆虫博物館での出来事です。

いつもの年より早くソメイヨシノが開花した晴天無風の絶好のドライブ日よりでした。

8:30すぎ東名高速から東海環状線を経て、東海北陸自動車道岐阜各務原ICを降り、
岐阜公園へ。
道中昼食をサービスエリアでとったため、12:30頃の到着となった。

公園内駐車場は満車でしたが、しばらく待っていると空きが出た。
駐車場から公園へは陸橋を渡るため、非常に楽である。
陸橋の途中、5部咲き程度の桜の間から岐阜城を眺めることができた。

駐車場から歩くこと6〜7分、名和昆虫博物館に到着。
外観は非常に古いイメージの建物です。
入館料500円(1人)を払い館内へ。※休館日は年末年始だけ

受付では何と蝶の採集用品が展示販売されているではないか!!
捕虫網や展翅版、三角ケース、三角紙、虫ピンなどほとんど必要なものが整然とコンパクトに陳列されている。しかも専門家向けのものである。(うれしいで〜す)
静岡県ではこういったお店を見つけることができません。
そんな独り言を言っていると、係りの人が「良かったら・・・」といって”採集用具カタログ”を何気なく手渡してくれました。(これもとってもよかったです)

お目当ての”ギフチョウのコーナー”はといきなり切り出すと、係りの隣にいたおばちゃんがあそこですと指差しながら案内してくれました。
そこには大型水槽が1ヶ設置されていました。


中をのぞくと、いました、いましたギフチョウの成虫たちがぱたぱたしている姿が目に飛び込んできました。
鮮やかな色彩にしばらく目を奪われていましたが、ふと気づくとなにやら寝転がった植木鉢の中の黒いものがモゾモゾ。
まさにさなぎからの脱皮を目の当たりにすることができました。
アゲハチョウやモンシロチョウの脱皮しか見たことのない私にとって、羽化は時間がかかるものだと思っていましたが・・・。
おばちゃんに「写真を撮っていいですか」と尋ねると、「いいよ」と二つ返事。
ウエストポーチからデジカメを取り出そうとしていると、「あらら、落っこちゃった」との声が。
あわてて振り返ると、既に先ほど脱皮したばかりの蝶が、さなぎから抜け、木へよじ登り、道中にいたほかの成虫にぶつかり下に転落していたのでした。
この間30秒にも満たなかったのです。
おばちゃんはやおら手を水槽の中に突っ込むと、落っこちた蝶をつまみ上げ、すばやく枝先に捉らさせました。

  交尾中

博物館を一回り約30分して、また水槽に戻ると、さっきの蝶の羽が8割がた伸びているではないか。 (また感動!!  ”頑張れ”と心の中で)


食草のヒメカンアオイ

              大自然の中で優雅に舞う姿を想像しながら・・・・・・

  



                 40年来の夢がかなった1日でした。


アルミ製の三角ケース2400円で購入し、家路に。

高速道路代 片道4650円也。
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